明けましておめでとうございます。

2017 年 1 月 8 日 : by Pict
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新年2日の新幹線車窓から撮影

新年明けましておめでとうございます。

本年もイメージングソリューションズを宜しくお願いいたします。

気がつくとブログの更新も1年以上されておらず反省をしております。

私事ですが、昨年は体調を崩し2度の入院を経験し、アクティビティーが落ちていました。

幸い手術の経過は良好で、現在はほぼ以前の状態に戻っております。今年は色々な意味で頑張りたいと思っておりますので,今後とも宜しくお願いいたします。

上の写真は2日に新幹線の車窓から撮影した物です。この位雲一つ無い富士山を見られることは珍しく、何となく得をしたような気分になっています。正月と言えば富士山、つくづく日本人であることを感じてしまいます。

 

創立二十周年を迎えました。

2015 年 9 月 18 日 : by Pict

20thAnniversary

当社は去る9月4日に創立二十周年を迎えました。

私どものような小さな会社が、20年も活動を続けてこられたのは、ひとえに皆様方のご支援があったからこそと 心から感謝しております。

当日ささやかな記念パーティーを開催し、長年お付き合いを頂いた方々のご出席を賜りました。 会場では多くの皆様からお祝いのお言葉を頂き、社員一同感謝しております。

又、暫くお会いしていなかった方ともお会いでき、旧交を温めることが出来たこ とも望外の喜びでした。

これからも、社員一同、小さいことを誇りに、お客様に信頼される誠実な企業と して、お役に立って行ければと思っております。

今後ともイメージング・ソリューションズを宜しくお願いいたします。

 

株式会社イメージング・ソリューションズ

代表取締役 中川博行

 

OTLアンプ

2015 年 6 月 14 日 : by Pict
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前回は測定器のお話をしましたが、今回はOTLアンプ。
ご存じない方のために、”OTL”とはOutputTransformarLessの略でアンプの出力段にスピーカーとのインピーダンスマッチングを取るためのトランスが使用されていない形式を言います。(昨今のトランジスターアンプは一部を除いて,殆どがOTLです。)
元々、オーディオアンプは真空管でスタートしたのですが、真空管の内部インピーダンスが高く(数百~数キロΩ)スピーカーのインピーダンス(4~16Ω)との整合がとれず,マッチング用のトランスを介してドライブしていました。このトランスが曲者でインピーダンスマッチングは出来ても、周波数特性が狭くなり、歪率も高くなりとあまり良いことは無く、数十年前のオーディオメーカーは高性能なトランスの開発に注力していました。(放送機器のタムラやLUX、海外ではMacintosh等)
ただ、高性能なトランスは高価で重く一般には中々手が出ないものでした。
元々、お金のないアマチュアはそれならトランスを無くしてしまえと言うことで開発されてきたのがOTLアンプです。メーカーでも様々な回路方式が研究され実用化されてきましたが、商品化されたものは少なく、USAのフッターマンH-3、LUXのMQ36,テクニクス20A等が代表的で,現代でもきちんと保守されているものは高く評価されています。
前置きが長くなりましたが、今回のOTLアンプは6台目!!です。出力管も色々で6080、6336A,17KV6A,6C19P等色々使ってきました。
今回のアンプは6CP19Aを上下4本パラレルで、ステレオで合計16本使用したフッターマン型のアンプです。6C19Pはロシア製の高信頼管で、定電圧電源に使用される内部抵抗の低い(規格では230Ω)3極管です。なぜ16本かというと、6C19Pのヒータ電圧が6.3Vなので16本シリーズにするとAC100Vで点火でき,電源回路の簡素化が図れる為です。
今回、制作過程の写真を撮っておきましたのでご覧ください。
回路図です。

回路図です。

アルミのサッシと板材から切り出し、穴あけをしたところ。

アルミのサッシと板材から切り出し、穴あけをしたところ。

仮組したところ。

仮組したところ。

シャーシーを塗装して組み立てたところ

シャーシーを塗装して組み立てたとこ

主要部品を取り付けたところ。

主要部品を取り付けたところ

配線途中

配線途中

 20cmx40cmのシャーシーに真空管を20本も並べると相当混み合います。内部配線もある程度ブロック化し、組み立て手順を考えておかないと後で苦労することになります。

今回の私の作業はここまでで、後の配線はお師匠様にお願いしました。何分、初段周りの配線はノウハウの塊で、抵抗やコンデンサーの位置やリード線の長さ一つで特性に影響を及ぼします。

自分でやらねばといつも思うのですが、ここは師匠の顔を立てて……….

で出来たのがこれです。

で出来たのがこれです。

 

主な特性は以下の様です。

主な特性

主な特性

入出力特性から、最大出力は約10W、残留ノイズは約1mV、歪み率は最低値で0.08%程度、各周波数とも良くそろっています。

周波数特性は5Hz~200KHzで0.3dB以内、低域が伸びているのはOTLのおかげです。高域がやや悪い(それでも200KHzまで伸びていますが…)のは、初段の負荷抵抗が1.3MΩと高いため,裸の高域特性が悪くNFBの量が減っているせいかと思います。高域の歪み率が少し高いのもこれが原因かと思います。全体に特に問題は無く、普段聴くには十分な特性です。

で、音はというと特性通り低域の良く伸びた,歪み感の少ないOTLらしい音です。この低音はトランス付き真空管アンプでは中々聞けないと思います。

暫くは我が家のMainシステムとして使っていきます。

トースターの修理

2015 年 4 月 4 日 : by Pict
我が家のトースターがどうも調子が悪い。
トースターはUSAサンビーム社製でスクリーンセーバーで羽根が生えた空飛ぶトースターのモデルになったタイプ。
FlyingToaster
我が家に来てからかれこれ15年。殆ど毎日美味しいトーストを焼いてくれていた。
上にパンを入れる長方形の穴があり、そこに食パンを入れると、そろそろと沈んでいき、焼けたらまたそろそろとトーストが持ち上がってくる。
最初にこの動きを見たのは20年ほど前の大阪”吉田バー”、おつまみにオイルサーディンのトーストを頼むと、このトースターでこんがり焼いたトーストにバターを塗り、オイルサーディンを乗せただけ。でもこれが美味しいのと、トースターの動きが楽しい。
愛用のトースター

愛用のトースター

すでに製造中止になっていたようで、その後オークションでデッドストックを見つけて購入したのが15年ほど前でした。
ヒータが強力で,パンに近いため,表面はこんがりでも中はふっくら。美味しいトーストが焼けます。
ところが、ここ1年ほどはパンを入れても中々沈まず、これがまたうまく沈むときとそうでないときがあって、余計イライラ。最近は90%沈まない。
買い換えるにも,ディスコンで販売しておらず、ダメ元で修理してみることにしました。
内部はいまどき珍しい完全な機械式で1ミリ程のプレス抜きした鉄板の組み合わせで作られており、結構複雑な動きが機械機構のみで実現されています。
カバーを外して,暫く眺め回していましたが、どうも原理が分からない。
電気的なスイッチというものが無く、バイメタルの温度制御装置の接点を,メカニズムで制御しているようです。どうにも分からないのがバイメタルで電源が切れた後、そろそろとトーストがせり上がる仕掛け。沈むときにスプリングをチャージしているわけでも無いので不思議です。どなたかメカの専門化の方で原理をご存じの方おられましたら教えてください。
内部構造
とは言うものの、我が家でパンが焼けないのは困るので、取りあえずパンを入れると電源が入りパンが下りていく所だけは少し分かってきたので、機構部分のあたりの調整を行い、何とか自動的に下りていくようになりました。
その後、長年の使用で汚れていたカバー表面をコンパウンドで磨きピカピカにした後、組み立てて修理完了。ほぼ新品同様?に……..
今朝の朝食用の食パンを焼いてみましたが、快調です。
うまく焼けました。

うまく焼けました。

温度調節のレバーの位置関係が少しずれたのか,以前と焼き加減が異なるようですが,レバーで調整できるので問題なし。美味しいトーストでした。

オーディオ三昧

2015 年 3 月 2 日 : by Pict

ブログの書き込みを一年以上もサボっており、反省しています。
足が不自由になり,外出も気が進まないので、休日は家にいる事が多くなりました。
この一年、機械工作とは遠ざかり,休みの日はもっぱらオーディオに専念していました。
昨年、3月はオルソンアンプと,Macintosh TypeのRIAAイコライザーなどをつくったのですが、その後OTL(これについてはまた機会をみて書きます。)45sアンプなどを作っていたのですが、その間測定器の整備を行い、大幅な入れ替え(散財?)をしてきました。入れ替えと言ってもオークションで中古の測定器を落札し、手を入れて整備する程度です。
測定の補助用のアクセサリーなども自作しています。

最近の測定ベンチ

最近の測定ベンチ

 

事のはじめはOTLアンプで、周波数特性が広いため手持ちのCR発信器(20Hz~1MHz)では十分でない事がわかり、色々探してDSS(デジタルシンセサイザー)方式のファンクションジェネレーターを購入しました。これなら0.001Hzから10MHz程度をカバーできます。垂直解像度も14bitなので、歪み率も0.6%程度に収まっており、CR発信器の置き換えとしては十分な性能です。10年くらい前なら数十万円したものが今ではその1/10の価格で新品が購入できます。
CR発信器の嫌なところは、アナログ回路で構成されているため、周波数そのものの精度がでていないのと、レンジをかえるとレベルがふらついたりするので測定精度に影響します。その点DSSの波形発生機なら安定しています。

次に手に入れたのは自動歪み率計。以前からシバソクの歪み率計を持っていたのですが、オークションにHP-8903Aを見つけてついポチ。以前から欲しかった全自動のデジタルオーディオアナライザーで、発信器の歪み率は0.003%程度と優秀で、真空管アンプなら十分な性能です。この手の中古測定器は当たり外れが大きく、全く使い物にならない物も出品されているのですが、今回の出品者は個人の技術屋さんで丁寧に面倒を見ていただき助かりました。

これ以外にも松下のアナログ歪率計の名器VP7721Aも持っており、精度の誤差が検証できるようにしています。

最後は2ch電子電圧計。これも以前からトリオ(今ではKenwood)の古い物を持っていたのですが、さすがに中古を手に入れて20年も経っているのでそろそろ引退させようかと言う事で、比較的新しい機種を手に入れました。やはりKenwoodの2針式で測定レンジは6db上がりました、デジタルの電圧計はもちろん持っているのですが、2針式のアナログメーターは、直感的にレベルが分かるので手放せません。

それ以外にも絶縁抵抗計(1000Vをかけて、10000MΩ単位で絶縁抵抗がはかれるんですが、こんなもの何に使うんだ?)や6.5桁のデジタル電圧計(hp3457A)なども手に入れました。6.5桁というのはAC100Vを計ると0.01mVの精度で電圧が測れると言うこと。凄いですねぇ。(こんなもの何に使うんだ?)

世の中には測定器マニアという人種がいるそうで、(私のことではありません!! )前記の hp3457Aや、hp8903Aを複数台所有している人がいるそうですが、泥沼にはまらないよう気をつけねば……。

とマアこの一年散財をしてきたのですが、自作のアクセサリーとしてはダミー抵抗(スピーカの代わりの抵抗、8Ωと16Ωを切り替えられる)、平衡不平衡変換機。測定用アッテネータ等は自作しました。
この1年間で自宅のオーディオ測定環境はかなり進歩したと感じています。

そろそろアンプの話をと思っているので、それは次回に…..