‘自転車’ カテゴリーのアーカイブ

筑波山不動峠

2014 年 7 月 28 日 月曜日

5月最後の日、折りたたみチャリでTXつくば駅まで輪行し、筑波山を目指しました。

忘れてしまった、懐かしき良き風景がここにはあります。

つくば 北条

つくば 北条

北条あたりを散策していたところ、レーサータイプが多数降りてくるので、そちらの方に向かうと、自転車レース開催の案内看板が立てられていた。どうやらひと月後に「ツールドつくば」が催されるらしく、ここがそのコースのスタート近辺というのです。本格的な格好のサイクリストはその練習に来ているのでしょうか。(あとで調べたら、人気のコースだそうです)
自分には関係ないけど、登れるところまで登ってみるか。ということで、無謀にも20インチの小径車でキコキコと昇り始めました。ヒルクライムって言うんですか?
いやー、普段こんな長い坂を上ることないから、きついのなんのって。途中休み休みですよ。当然レーサーには(女子にも軽く)追い抜かれますし、さっき追い抜かれたチャリダーがもう下ってきて、すれ違い様に挨拶されたり…。こっちは登り中だから挨拶を返す余裕もないから、会釈だけ。うわー、はずかしー。「このオッサンなんちゅうチャリで登ってきてん」と思われてそうです。実はリュックにカメラ3台も入ってるのは内緒だ。

登坂中

DAHONで登坂中

半分ぐらい登ったか、気温が高く汗だく&心臓がバクバクいってきちゃったので、諦めようと思いつつも、そこは性格が許しません。「一気に下ったらきっと気持ち良いに違いない」などと励まし、結局60分ぐらいかかったのかな。フィニッシュのきつい坂を制して、着いた。
峠なので茶屋でもあるかと(勝手に)思いきや、自販機すらないし。飲料水たくさん持ってきて良かったよー。
標高は(たった?)300メートルぐらいです。でも、もうこれ以上は無理。

不動峠

不動峠

ちょっと良いことがありました。
登坂中の林道で、キビタキ♂が喉を膨らませてきれいな声で囀っていて、一時間ほど聞き入ってしまいました。ここに来る人はおそらく、誰一人として関心がないでしょう。

キビタキ

キビタキ

もっと高くて涼しい山に移動しているのかと思っていたけど、これぐらいの標高で繁殖するんだな。普段平地では聞けないたくさんの野鳥の声を満喫しました。わざわざ600ミリ持ってきた甲斐があったってものです。いや、そんなの持って来るのは間違ってる。

坂

見晴らしの良い箇所が意外に少ないのです。

麓の棚田

麓の棚田のある村

下るのは快感。漕ぐ必要がなく、麓までわずか10分弱です。あの苦労に比べ、とてもあっけないものです。
学生時代、レンタルのママチャリで奥多摩湖まで登った記憶が甦りました。
しかしこれ、仮にロードバイクでも登れる気がしません。そんなので地に足を付けて休んでいたら、それこそかっこ悪いですから、こんな場違いなチャリのおかげで、エクスキューズになっている気がしました。
平地を100Km走るほうが楽ですよ。

チャリ レストア5 ~ BB、クランクセット交換

2012 年 2 月 26 日 日曜日

以前分解時に、取り外すのに非常に手間取ったBB。交換に際して、調べてみると、サイズが細かく決まっているようで、素人には互換品の判断ができない。まったく同じ型を手配するのも手だが、値段を見ると、元々装着されていたのは、最も安い部類のパーツだと判った。せっかくなのでグレードアップしたいと思い、今回はシマノのホローテックIIというシステムを試してみることにした。

新しいBB(上)と旧(下)

新しいBB(上)と旧(下)

これまで使っていたBBは、軸とベアリングが一体構造になっていたのだけど、ホローテックIIを見ると、軸が見当たらない。軸と軸受けが別々のパーツになっているのだ。その軸はというと、下のように、チェーンホイール側と一体になっている。更に右クランクも一緒にセットされているから、このシステムを使う限り、チェーンラインなどを意識せず、容易に交換することが出来る(ハズ)。

チェーンホイール

チェーンホイール- 健脚じゃないので、実用性を考慮して3Sにした

なので、BB回りは、右クランク(チェーンホイール)+右ワン+左ワン+左クランクのパーツでようやく完結するものなので、セットで購入。結構高価な部品となる。

右パーツ

右パーツ

これは右ワンと言って良いのかな?グリスをたっぷりおごって、専用工具で締める。写真には無いが、説明書に従い、適切な厚みのスペーサを噛ませる。チェーンラインに影響するらしい。

BB取付

BB取付

右側は「逆ねじ」、左側は「正ネジ」。

この穴にクランクセットを押し込むのだけど、きつくて手だけでは最後まで入らなかった。ゴムハンマーで軽く叩いて、定位置にセットすることができた。きついのはフレームの精度によるものかもしれない。

チェーンホイール

クランクセットを押し込む

軸が左側に適切な長さ貫通するので、左クランクを差し込み、2本のボルトをアーレンキー(平たく言うと六角レンチ)で均等にロックして完成。

左クランク

左クランク

 

ペダル

ペダル

オーソドックスなものだけど、ペダルも新品に交換。

旧タイプの取り外しに較べれば、取り付けは調整も要らないし、思った以上に簡単な作業だ。

チャリ レストア4 ~ CS交換

2012 年 2 月 2 日 木曜日

前回までにばらしたチャリのパーツをひとつひとつ洗浄してみたものの、磨耗や錆など出ていてあまり奇麗にならず、使えるけど性能は維持できないことが判った。一度脱いだ下着は再び着けたくないのと同じで、気分一新、思い切って交換部品を取り寄せることにした。オリジナルが所謂『底辺パーツ』であったので、せっかくの機会、少々グレードアップを図ってみる。

まずは、リアの歯車=カセットスプロケット(CS)を取り外し、新しいものに付け換える。

回転方向

回転方向

CS着脱作業には、専用工具(ロックリング回し=画像左上囲み)が必要で、これをロックリングのセレーションに噛ませて、レンチで反時計回りに回す(つまり正ネジ)。

が、しかーし、実際にやってみると、反時計回りに回すとクルクル回ってしまい、これだけでは外せないことにすぐに気づく。多くの自転車のリアはこちら方向の回転はフリーなので、当たり前といえば当たり前。そこでまたまた専用工具の登場。

自転車用工具

自転車用工具

▲写真一番手前の、ハンドルの先にチェーンが付いたのがそれ。

これで歯車を押さえて回らないようにするというもの。

CSを緩める方向

CSを緩める方向

▲双方このように力を加えれば、緩めることが出来る。固着していたので、モンキーレンチの柄を軽くゴムハンマーで叩いて外した。モンキーは使用する方向があり、アゴ(稼動部)側を回転方向に向けるのが正しいそうだ。アゴ側は強度が弱いので、工具を壊さない、ボルトやナットをなめないようにする為。本来は、正しいサイズのスパナでやるのが安全だろう。

部屋での作業はamazonブランドの養生シート(AKA.ダンボールとも)が活躍。

フリーハブ

フリーハブ

▲これがフリーハブ。これは再利用するので、奇麗に洗浄した後。

取り外したCS

取り外したCS

▲ひぇー、普段雑草だらけの農道を走ってるので、猫じゃらし(エノコロ草)が巻きついてる。これはちょっと恥ずかしいぞ。交換だから良いか。

CS新品

CS新品

汚れなき新品のCS。メカ好きにはたまらないでしょう。これだけでテンション上がるなぁ。

CS構成

CS構成

▲うっかりスペーサーを挟む箇所を間違えないように、記録しておく。(説明書に書いてあるけど)

SimanoのDeore LXというMTB寄りのグレードで、歯数構成は 11-12-13-14-16-18-21-24-28Tの9速。因みにオリジナルは8速で、11-32Tだったので、より細かい設定になった。この辺の違いは、実際に組んで乗ってみないことには、何ともいえないでしょうなぁ。

それでは、組み立て。

CS取り付け

CS取り付け

▲フリーハブにCSを挿入するが、一箇所でしか入らないようになっているので、誰でも正しく組める。

今度は、外す時に使ったチェーン付きの工具は不要で、ロックリング回しとモンキー/スパナ一本で(時計回りに)締め込むだけ。トルクレンチで適正トルク(40N・m)で締めるべきなのだが、持っていないので、勘で...。

メンテナンスは工具が肝で、 一般的な工具では代用できないものが多い。また、取り外すときに1度しか使わないものとか、不経済極まりないが、自分で保守できる範囲が広がると思えば仕方ないか。

これにて、リアスプロケットの交換完了。調整が要らないところなので、一番簡単な部類かと思う。特殊工具があればだが。

 

チャリ レストア ~ クランク外し

2011 年 12 月 6 日 火曜日

順序が前後するが、ボトムブラケット(BB)を外す前に、クランクを抜くのであった。これもかなり力を要する作業だった。(撮影し忘れたので、再現)

左クランク

左クランク

クランクの四角い部分が、BBの軸の四角テーパー部に嵌合するという、つまり押し込んであるだけ?な単純な仕組みらしいので、てっきり簡単に抜けるものだと考えていた。しかし実際、素手で引き抜けるような代物ではなかった。ここも専用工具が必要だそうで、その名も「クランク抜き」 ←そのまんまだw。この工具はポピュラーなのだろうか?近所のホームセンターで入手できた。(SHIMANO製)

アウターとインナー(回転軸)の2ピース構造で、アウターをクランク(雌ネジが切ってある)にねじ込んでおき、インナー(軸)をモンキーレンチで締めこんで行くと、軸がBBを押す形になるが、BBはフレームに固定されているので、相対的にクランクが外側に抜き取られるという仕組み。何やら分りにくいので図示。

クランク抜き工具

クランク抜き工具

1.クランクに工具をねじ込む(黄色)。抜けなければ良いので、手でねじ込む程度でもOK。

2.工具の回転軸を締め込んで行く(赤)。かなりの力を要するが、抜け始めると一気に軽くなる。これを左右クランクで行う。

実際にやってみると、説明以上に簡単。なるほど「クランク抜き」とはこういうことなのかと、そのとき思う。

—-

前回のBB取り外し工程で、工具の補助にとホームセンターで入手したM8ボルトがBB軸にねじ込めなかった件。結果から言うと、T急ハンズで物色中に見つけたボルトがこれに適合した。
前回2山ぐらいしかねじ込めなかったのはピッチ1.25の「並目」というもので、今回のは同じM8でもピッチ1.0の「細目」ということで、見るからにピッチが細かく、これに違いないと確信した。M8はP=1.25が一般的らしく、東Qハンズにもこの(黒いの)1種類しかなかった。

クランク取り付けボルト

クランク取り付けボルト

左がリファレンスとなるクランクボルト。中央がP=1.0で、見た目これで正解だと思う。右のP=1.25はここでは論外。
↓結果

ぴったり

ぴったり

最後までねじ込め、これなら安心して使える。

2度と使わないかもしれないが、すっきりした。ネジは奥深いなぁ。

 

チャリ レストア ~ BB外し(後編)

2011 年 12 月 2 日 金曜日

 

前回の続き

ボトムブラケット(BB)が外れない外れないと、悩むこと5日。諦めて工具を買い直そうとネットを徘徊してたら、BB抜き工具をBB軸に固定するツールがあることが判明。なるほどそういうことか。やはり結構なお値段だったので、アイデアだけ頂いて、代用品を自作(というほどのものでもない)することにした。

昼休みに近所のホームセンターで入手。ステンM8ボルト+ナット+ワッシャーのセット品と、大ワッシャー(別売)で、約300円也。たったこれだけ。

M8ボルトと大ワッシャー

M8ボルトと大ワッシャー

 

↓軸のネジ穴を利用して、工具がはずれないように抑えてやろうという考え。

ボトムブラケット(BB)

ボトムブラケット(BB) 右ワン

つまりこういうこと↓

BB抜き工具セット

BB抜き工具セット

笑ってしまうほど簡単だけど、思いのほかがっちり固定できた。これならトルクをかけてもはずれない気がする。しかしこれには少しだけ問題があり、ホームセンターのM8ボルトを2山ぐらいねじ込んだところで、それ以上回らなくなった。まあ、一時的なものだし、大丈夫だろう。長めのボルトを選んだのが裏目に出た結果だが、そのためにナットを1つ噛ませることで調整できたので、良しとする。

よくよく正規のクランク止めボルトと見比べると、購入したM8とはネジのピッチが全然違っている。
短いほうが、もともとここにねじ込まれていたクランク取り付けボルト。ノギスで測ったら、僅かに細く、ピッチが細かい。だからねじ込めない訳だ。ちなみにオリジナルのボルトでは短すぎて届かなかった。

クランクボルトとM8の比較

クランクボルトとM8の比較

BB抜き工具がしっかりと固定されたところで、フレームを立てて、ペダルを漕ぐ要領で工具のハンドルに足を添え、体重を徐々にかけると、「ギチッ」と音を立てて緩んだ。なんという達成感。そして苦労したこの数日はいったい...

 

やっとのことで、BBご開帳!これ、1000円強で買える。一番低グレードのBBではなかろうか?

BBカートリッジ

BBカートリッジ

縁の下の力持ち的な存在のBBは、一般的にはこうして見る機会がほとんど無いパーツだろう。

軸の回転は渋く、汚れも錆びもひどいこと。フレームの最も底部にあたる部分なので、シートチューブなどから混入した雨水が落ちてきて溜まる部分なのだ。それに、左側の樹脂製のワンが破損していたためか、水や泥が混入し易い状態にあったのだろう。このBB自体はシールされているので、これ以上の分解は普通はしない(というか仕方が分らない)。メンテナンスフリー部品なのだけど、寿命が来たら丸ごと交換というものだ。

フレーム側もかなり砂や泥が混入し、汚れている。アルミなので、幸いもらい錆びもなく、洗浄したら奇麗になった。

BBシェル

BBシェル

 

お疲れ様!

10000キロもお疲れ様!

 

さて、ほぼ全てのパーツを無事に取り外せたので、一つひとつ洗浄して元に戻そうかと思ったが、”一度脱いだ下着を着る”ようだ。せっかくここまで分解したので、この際、パーツを全て新しいものに交換することにした。「どうせ安い自転車なのだから新車を買ったほうが安い」という意見もあるが、そうは思わない。道具は手を入れながら使うことで、一層愛着が湧くのだから、経済的な尺度で割り切ることが出来ないこともあるのである。もうちょっと乗ってやりたい。

パーツは少しずつ注文しているが、いつ完成することやら。

工具は大事です。何度も使うなら良いものを。

続く