2009 年 11 月 のアーカイブ

M4/3 – セミ・オールド・レンズの救世主

2009 年 11 月 26 日 木曜日

オールド・レンズといっても、30年ほど前の比較的新しい(?)実用レンズの話である。

国産の超有名カメラメーカーC社は、カメラのAF化にともない、20数年前から一眼レフカメラの交換レンズとして、完全電子化されたEFレンズシステムを展開してきた。
EFシステムは現在でも大成功を収めているが、それ以前のMF時代には「FDレンズシステム」なるものがあった。
このFDレンズといえば職人技の伝説の超高性能レンズが数多くあり、F-1、AE-1などのベストセラーカメラと併せて一時代を築いた。
しかし残念なことに、FDレンズは現行EFシステムとはまったく互換性がなく、その寸法・規格・形状のためにマウント・アダプター(コンバーター)などを介しても、取り付けられる他社製のデジタルカメラは無く、仮に付いたとしても近距離にしかピントが合わない超ド近眼レンズになってしまったりと、デジタルでは制約が多く使いにくい。
だからFDレンズはフィルムで使うしかないので、デジタル全盛時代、中古市場では常に不人気な存在であり、不人気ということは中古価格が相当に安いのだ。
私も当時からのレンズを何本も持っているし、いつかデジタルで使えるようになるのではないかと密かな期待を胸に、ダメ元で折々買い集めていた。

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ところが、昨年頃から国内のO社やP社あたりから、マイクロフォーサーズ規格というミラーレス一眼カメラシステムの提案があり、俄に状況が変わってきた。
なんと極端に短いフランジバック(20mm弱!)のために、アダプタをそれぞれ用意すれば、ほとんどの規格のレンズが付く(かもしれない)ということだ!特に喜んだのはLマウントとかMマウントのユーザーではなかろうか?なんとメーカー純正でこれらのアダプターを用意するというのだから。
いざふたを開けてみると、これらは本当に実現していた。 
冷静に考えれば、自社のレンズ以外は付けさせないようにするのがほとんどのメーカーの表向きの対応だと思うのだが、実はこれが売りだったりするのだ。

この粋な計らいには正直感動した。「女流一眼」とか「ファッション一眼」のキャッチコピーが鮮烈であったが、むしろマニアのためのカメラだろう、これは。

サードパーティーからも様々なアダプタが用意され、ついに私のFDレンズもデジタルで陽の目を見るときが来たのだ。

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↓ジャーン、 こんなことや

24-35mm

24-35mm

↓ドカーン、 こんなことも

500mm

伝説の白レンズに合わせてボディカラーをコーディネートした

もちろんオートフォーカスなど効かないし、手動絞りであるが、かつてはそれが当たり前だったので、まったく不便は感じない。また画角が2倍になってしまうので、広角レンズを使いたい向きには物足りないだろう。

しかし、30年前のレンズが現代のデジタルカメラとコラボレーション出来る、ということが何より貴重なのである。

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後者のシステムで、連休中に定番のカワセミを撮影してきた。(動かないから撮影が楽、という理由で)
30年前のレンズなんて性能はどうなの?という心配は無用で、光量の厳しい状況であったが、結果良く写るのである。

カワセミ

みんな大好きカワセミ

伝説の白レンズは、21世紀の現代でも健在であった。
FDレンズの中古価格が高騰しないように小声で言っておく。FDレンズを持っているマニアックな方にはお勧めします.

にわにくるやちょう

2009 年 11 月 16 日 月曜日

雨上り

前日からの嵐のような雨が上がると、腹ぺこ野鳥たちの活動がはじまる。我が家の庭も賑やかになる。今日は我が家の庭にやってくるごく普通の野鳥たち。
すずめ

すずめ

お馴染みのスズメだが、年々個体数が減少していると言う。機密性の高い家屋建築による営巣場所の減少とか、餌の減少(農業のオートメーション化で落穂がほとんど出なくなった)などが理由だそうだ。そういえば旧家は隙間だらけで、よく屋根裏にスズメが入り込み、元気に飛び回っていたのを思い出した。
スズメは人間の暮らしと密接に関わり、山奥にはいない。日頃人間の動きをよく見ているので、身近でいながら、なかなか近づくのが困難な野鳥である。だからスズメが遊ぶ庭は、安心だと思うのか、他の野鳥からも人気がある。

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それとは違って非常に人懐こいのは、この「ジョウビタキ(常鶲)」だ。

じょうびたき

じょうびたき(♂)

ジョウビタキは秋になると北から渡ってきて、春先まで越冬する。郊外の住宅街などにもやって来るので、屋根やTVアンテナのてっぺんで、「ヒッ…ヒッ…」と鳴いている姿をよく目撃する。畑を耕したり、園芸で土を掘り起こしていると、近くまでやってきて、土中から昆虫の幼虫などが出てくるのを待っていたりするのが可愛い。雄はオレンジ、黒、グレーのコントラストが見事だが、実は雌も可愛い。

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次は「モズ(百舌)」である。
小鳥を襲うこともあるという、「小さな猛禽」である。そんな場面に一度でも遭遇したいものであるが、蛙や昆虫をよく捕食しているのを見る。

もず

もず

地面に出てきた甲虫の幼虫を捕えた。飲み込むにはちょっと大きいので、扱いに難儀していた。

早贄(はやにえ)を作ることで有名な百舌であるが、その目的は謎で、様々な説がある。しかし、昨年の冬の寒い日に、イナゴの早贄を食べているところを実際に目撃したので、「貯食説」に一票を投じたい。

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家に居ながらにして野鳥観察できるのは、田舎ならではであり、ありがたいものだ。