2010 年 10 月 のアーカイブ

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2010 年 10 月 4 日 月曜日

やっと秋らしくなり、セミの声がコオロギの声に代わった。

昨年も同じようなポストをしたのだが、9月~10月は日本の高地で繁殖を終えた夏鳥が南(越冬地)に渡る季節。その中でも一番好きな「褐色のノビタキ」の探索を、ここ数週間行っている。

個体数は比較的多いので特に珍しい鳥ではないが、天気が良いと、どんどん移動してしまう。さらに、勤め人が観察できるのは土日だけので、タイミング良く出逢えるのは、なかなか確率が低いのだ。

ノビタキ(野鶲)

ノビタキ(野鶲)

あちこち出かけても、効率が悪いことを悟ったので、地元の探索に専念することにした。
「今日はきっと居るはずだ」と強く心に念じ(これ重要)、広大な農耕地を目を皿のようにして探すこと数十分。おぉ!100m先! 草のてっぺんにとまり、辺りをキョロキョロ、餌を見つけたのか地面に降りてはまた元に戻る。無駄の多い羽ばたき方。まさしくそれだ。良かった~、ずっと探していたんだよう。

今年も3羽のパーティーだった。兄弟なのか親子なのか、連れ立って渡る。その中の1羽が特に人懐こく、ジリジリと少しずつ間合いを詰めて、表情が分かるほどのアップで撮影させてもらった。構図を決めるのも忘れて、夢中でシャッターを切った。

ノビタキ(野鶲)

ノビタキ(野鶲)

なんという可愛らしさ。撮影中ニヤニヤ状態である。動画機能つきカメラを持ってこなかったのが残念でならない。

ノビタキ(野鶲)

ノビタキ(野鶲)

また来てね。

去年の今頃と状況が違うのは、セイタカアワダチソウやコセンダングサの背丈がまだ低く、花もあまり咲いていないことだ。ヒガンバナも遅れていた。夏の暑さと、それが長引いたことに原因があるのかもしれない。同じように野鳥の渡りも遅れているとすれば、まだこの先数週間は見られるのではないかと淡い期待を抱いている。

それにしても、ここ3年、全く同じ畦道で遭遇した。南北に5Kmもある農地なのに、この場所はノビタキを惹きつける何かがあるのだろうか。こんな怪 しげな野鳥ストーカーに出会わないためには、どこか他所に行ったほうが良いと思うのだ。しかし、おかげで次回も的を絞ることが出来るのは、ありがたいことである。