2012 年 9 月 のアーカイブ

フライス盤改造

2012 年 9 月 2 日 日曜日

初めて購入したフライス盤はプロクソン社製のホビー用フライス盤でしたが工作範囲が狭く、
全体に華奢なためアルミの工作が精一杯で、鉄やステンレスの加工にはつらい物がありました。

Proxxon

左はProxxon 右は買ったままの中華フライス XJ9512

オークションなどで出ている機種でもう少し本格的な物をと情報を集め、最初から改造することを前提に今使用しているフライス盤を購入したのは2006年7月でした。
改造の事例はネット上には色々あり参考にさせて頂きました。
支柱の補強から始まり、ギヤードライブをベルトドライブに改造、そして、最大の改造はXYテーブルの換装でした。
オリジナルのXYテーブルは、強度が無く、バックラッシュも多かったため、一寸強引な切削を行うと悲鳴を上げていました。運良く国内の商社が大型(75KG ある!!)XYテーブルを在庫処分で販売していたので、これに交換しました。
これらの経緯は別のサイトに上げておきます。これが終わったのが2007年の春頃で、それ以降機嫌良く使用してきました。

XJ9512改造

XYテーブルを換装し、ベルトドライブ化
テーブルだけで75kgあります。

最近、主軸のガタが気になり始め、モータの低速時のトルクの無さと回転の不安定さもあったので、(オリジナルは550WのDCモーターをPWMでスピードコントロールをしている)スピンドルヘッド全体を改造することにしました。
と言っても、現行のヘッドをバラして改造すると、改造の工作が出来なくなるため、ヘッド部分を新しく作り、動いたら交換すると言う段取りです。
幸い、中華フライスは数多く出回っている様で、USのネットショップには交換部品が数多く販売されています。
必要最小限の部品を手配し、モーターは以前手に入れてあった三菱の400WACサーボモータを使うことにしました。

購入した部品、右はACサーボモーターとプーリー

USより購入した部品、右はACサーボモーターとプーリー

ところがここに落とし穴が…..。
ACサーボモータは小型でパワーもあるのですが、電源をつなげば回る物ではなく、コンピュータ制御のコントローラーを必要とします。当然コントローラも仕入れてあったのですが、三菱電機のFAサイトからダウンロードしたマニュアル(PDF)だけで300ページ。配線図やプログラミングを理解しながら、手動制御盤を制作し、接続ケーブルも自作、配線チェックも行い、……でも回らない!!  変なエラーコードを返してくるため余計混乱し、悩むこと2ヶ月。メーカサイトのFAQを丹念に調べて、やっとコントローラーのジャンパーが必要なことに気づきました。この配線を一本つないだだけで、今までのことが嘘の様に快調に回ってくれます。

制御盤、右は時期回転センサー

主軸のプーリーにマグネットを取り付け、磁気センサーで検出した回転数を表示しています。
左の四角い箱は製作した制御盤です。

スピンドルプーリーにマグネットを取り付け、磁気センサーによる回転計も組み込みました。3000rpmまで出るようです。音も静かになり、低速時のトルクも安定し快適に削れます。

Before-After

右が改造後です。ドライバーは壁に固定してあります。

これで半年がかりのヘッド改造が終わりました。
フライス改造も6年越しでで、既に原形をとどめなくなり、オリジナルのパーツで残っているのはカラム(青い支柱)のみになりました。これもそのうち交換することになるでしょうが、しばらくは改造お休みです。

そろそろ真空管をいじらないとお師匠様にしかられそうですので….。 夏が終われば真空管シーズンの始まりです。

 

追加改造

ベルトカバーの追加改造 今1500rpmで回転していますが、3000rpmくらいまでは回ります。

一応フライスは動くようになったのですが、ベルトとプーリーがむき出しで、ちょうど目の高さで3000回転/分するのはあまり気持ちのいいものではありません。

安全も考え、ベルトカバーを追加しました。材料は100均で見つけたトレーです。

ポリプロピレン製なので加工は簡単で、1時間ほどで完了。

これで安心して使えます。