‘カメラ’ タグのついている投稿

先程迄、写真機で在りし物

2012 年 1 月 29 日 日曜日

昨年末、とあるカメラのキャンペーンに応募してすっかり忘れていたのだけど、「当選の発表は発送をもって…」の荷物が今朝届いた。どうやら抽選に当たったようだ。
貧乏くじ男にも、人生たまにはこういうこともあるだろうと、ちょっとだけ気分を良くしていた...矢先に、それは帳消しにされた。

NEX-5 クラッシュ

NEX-5 クラッシュ

サイクリング中にウエストポーチからアスファルトに自由落下。身銭を切って耐衝撃実験をやってしまった。

見るも無残、デジカメの顔とも言えるLCD部から激突して、パネルが割れて吹っ飛んだ。カメラ本体よりもヘビーな200mmレンズをつけていたので、衝撃も倍加。当然そのレンズもダメにした。(実はこっちの年代物レンズの方が入手困難なのでショックが大きい)

メーカー保証残付きの奇麗な中古を買って、さあこれから使い込もうと思っていたのに。

バック

バック

モニタの稼動部が破壊度合いが大きい。電池室の蓋もよく閉まらない。電池も吹っ飛んだ。

液晶を構成するフィルム

液晶画面を構成するフィルム群

一緒に飛び散った『フィルム』。どういう順番で入っていたのだか、もはや分からない。

 

されど動く

バラバラになった液晶部を適当に組んで、フレキシケーブルを接続して電源を入れてみた、、、、すると

バックライトが点いた!しかも、何か表示しようとしている。シャッターボタンを押すと、オートフォーカスが動き、シャッターが動作する。フラッシュも光る。カードに記録も出来る。どうやら液晶部以外は生きているようだ。プラスティックボディが破損することで、衝撃が緩和されたのだろう。

LEDバックライト点灯

LEDバックライト点灯 映像信号も来てるようだ

 

でもこれじゃ、撮影画像確認やらカメラの設定すらできない。表示部の無いデジカメは、カメラとして成り立たないことが分かる。せいぜいモードダイヤルぐらいは外につけて欲しいな。そうすれば、世界の果てでこのような事態に見舞われても、全自動モードに切り替えて撮影を続けられるかもしれない。新たなSONY伝説が語られるかもしれない。

修理か否か

メカや電子部品が正常と分かれば、修理に出すかどうかだ。結論から言えばNOだ。

これだけの衝撃を受け止めたのだとすれば、フレームも変形してるだろうから、LCD部交換だけという訳には行かない。中古購入価格を超えてしまえば(多分そうなるだろう)、『全損』として諦めざるを得ない。余程愛着のあるモノなら使い続けたいが、デジカメには賞味期限があるので、そういう感覚も希薄になってしまっている。経済的な観点で何でも使い捨ての世の中。あまり良い傾向ではないが、直して使うようには作られていないのが現実。

まったく動かないわけでも無いので、貧乏性としては、もったいない気もする。何とかならないものだろうか。

外付け電子ビューファインダーが使えるカメラなら、LCDの代用ができるのだろうが、この機種は旧機種。残念なことに、そういったオプションが無い。本当に残念。

他に考え付く安易な方法としては、HDMI経由で外部モニタに出力すること。でも、本体がコンパクト(かつて世界最小)であるメリットがスポイルされて、まったく実用的ではない。外部モニタも結構値が張る。

あるいは、同機種のジャンクから生きた稼動液晶ユニット部や外装を移植する、いわゆる「2個イチ」。しかし都合よくそういったものが出るはずが無いか。気長にオークションウォッチするしかない?

 

極薄の液晶パネル

極薄の液晶パネル

この薄さには感心する。スマホもケータイも製品が薄型化できる訳だ。

 

すばらしい教訓

・ 硬い地面に落とせば壊れる

・ ディスプレイに大きく依存するデジカメは、いざという時不便 (液晶タッチ式はさらに厳しい)

・ チャリに乗るときは、カメラストラップを『たすき掛け』にする

・ 購入時 全損・盗難保険に加入する

・ キャンペーンに応募しない、くじを引かない

誰にも均等に運があるのだから、つまらないところで使っちゃダメだって、TVで欽ちゃんが言ってたっけ。今年の運を早々に使っちゃったのかも。

 

M4/3 – セミ・オールド・レンズの救世主

2009 年 11 月 26 日 木曜日

オールド・レンズといっても、30年ほど前の比較的新しい(?)実用レンズの話である。

国産の超有名カメラメーカーC社は、カメラのAF化にともない、20数年前から一眼レフカメラの交換レンズとして、完全電子化されたEFレンズシステムを展開してきた。
EFシステムは現在でも大成功を収めているが、それ以前のMF時代には「FDレンズシステム」なるものがあった。
このFDレンズといえば職人技の伝説の超高性能レンズが数多くあり、F-1、AE-1などのベストセラーカメラと併せて一時代を築いた。
しかし残念なことに、FDレンズは現行EFシステムとはまったく互換性がなく、その寸法・規格・形状のためにマウント・アダプター(コンバーター)などを介しても、取り付けられる他社製のデジタルカメラは無く、仮に付いたとしても近距離にしかピントが合わない超ド近眼レンズになってしまったりと、デジタルでは制約が多く使いにくい。
だからFDレンズはフィルムで使うしかないので、デジタル全盛時代、中古市場では常に不人気な存在であり、不人気ということは中古価格が相当に安いのだ。
私も当時からのレンズを何本も持っているし、いつかデジタルで使えるようになるのではないかと密かな期待を胸に、ダメ元で折々買い集めていた。

・・・

ところが、昨年頃から国内のO社やP社あたりから、マイクロフォーサーズ規格というミラーレス一眼カメラシステムの提案があり、俄に状況が変わってきた。
なんと極端に短いフランジバック(20mm弱!)のために、アダプタをそれぞれ用意すれば、ほとんどの規格のレンズが付く(かもしれない)ということだ!特に喜んだのはLマウントとかMマウントのユーザーではなかろうか?なんとメーカー純正でこれらのアダプターを用意するというのだから。
いざふたを開けてみると、これらは本当に実現していた。 
冷静に考えれば、自社のレンズ以外は付けさせないようにするのがほとんどのメーカーの表向きの対応だと思うのだが、実はこれが売りだったりするのだ。

この粋な計らいには正直感動した。「女流一眼」とか「ファッション一眼」のキャッチコピーが鮮烈であったが、むしろマニアのためのカメラだろう、これは。

サードパーティーからも様々なアダプタが用意され、ついに私のFDレンズもデジタルで陽の目を見るときが来たのだ。

・・・

↓ジャーン、 こんなことや

24-35mm

24-35mm

↓ドカーン、 こんなことも

500mm

伝説の白レンズに合わせてボディカラーをコーディネートした

もちろんオートフォーカスなど効かないし、手動絞りであるが、かつてはそれが当たり前だったので、まったく不便は感じない。また画角が2倍になってしまうので、広角レンズを使いたい向きには物足りないだろう。

しかし、30年前のレンズが現代のデジタルカメラとコラボレーション出来る、ということが何より貴重なのである。

・・・

後者のシステムで、連休中に定番のカワセミを撮影してきた。(動かないから撮影が楽、という理由で)
30年前のレンズなんて性能はどうなの?という心配は無用で、光量の厳しい状況であったが、結果良く写るのである。

カワセミ

みんな大好きカワセミ

伝説の白レンズは、21世紀の現代でも健在であった。
FDレンズの中古価格が高騰しないように小声で言っておく。FDレンズを持っているマニアックな方にはお勧めします.

カメラとGPSの良い関係

2009 年 9 月 10 日 木曜日

Non IT BLOG 1周年

(だけど今回は少しIT)

9月に入り、すっかり秋らしい陽気になって、先月の暑さが嘘のようである。モズも繁殖を終えて山から帰ってきたのか、ここ平地にも徐々に増えてきて、越冬の縄張りを確保するため、「キィキィギチギチ…」と高鳴きを始めた。本格的に秋の到来を感じる。
モズ(百舌)

モズ(百舌)

「おぉ、久しぶりだね」と声をかけたくなるぐらい見ていなかった気がして、新鮮だ。
さて写真はともかく、今回は画像情報(EXIF)にGPS情報が入力されているところに注目である。
これまで野鳥観察専用に使っていたコンパクトDカメだが、わずか半年程でくたびれてしまい、ピントが合いにくくなったので、今回新しいカメラに換えた。(半年間に数万回もシャッターを切れば、すでに元を取ったも同然である)
昨今、市場には様々な付加価値カメラが溢れていて、店頭でデモ機を触っているだけでも楽しい。水中撮影、3Dステレオ、HDV、なんと投影機付まで!
どれも捨てがたいが、今回それらには目もくれず、迷わずGPS機能付を選んだ。
フイルム時代に、いつどこで撮ったものか分からないフイルムが山ほどあって、整理するのを放棄した。フイルムの時代は現像が上がった時点で記録しておかないと、ほぼアウトだ。1年も経ってしまうと思い出せない。そこで、フィルムのコマ間に撮影データをプリントする高価なオプションを使っていたものである。また、フイルムカメラ後期になると、カメラ内にデータを記録できるものもいくつか出たが、これを取り出す装置やソフトウェアもまたオプションだった。
その点、デジタル撮影になって良かったのが、撮影日時がファイルに正確に記録されるようになったことである。これで問題の半分が解決した。
やがて齢を重ねるごとにモノ忘れも激しくなり、そうなるとさらに欲が出てきて、場所情報も手軽にファイルに記録出来たらと考えていると、GPS情報がEXIFに記録できることを知った。しかし、これまでのものは別の高価なGPSロガーなどを持参し、それで取得したトラッキングデータを、写真の撮影日時と照合し(事後に)リンクさせる方式で、ハンドリングがあまり良くないものであった。面倒くさがりの私にはこの方式は無理である。この手の作業がこまめに出来れば、今頃困っていないはずなのである。
今回は、カメラにGPS機能が内蔵されているので、基本的に撮影と同時に位置情報が画像に記録されるというのである。なんとすばらしい!今までにありそうでなかったカメラで、昨年登場した時から気になっていて、値段が少し下がったところで購入を決めた。
実際に使用してみると、事前の情報通り、電源投入してから衛星を捕捉するのに時間がかかることがあり、記録されていない場合が多々ある。また都会のビルの谷間では、うまく受信できないようだ。しかし、自然観察の場合は、一箇所に長時間腰を据えて撮影に臨むことが多いので、私の使い方ではこれで十分である。気になる精度であるが、ばらつきはあるものの、誤差は10~15メートル以内に収まっており、これもホビーユースではまったく問題ない。田舎の屋外で、まったく遮蔽物が無いからであろうが、カメラのおまけ機能としては驚きである。
画像をGPS対応ソフトにロードすると、見覚えのあるWeb地図が開き、撮影位置に画像がプロットされる。位置がずれていたり、記録されなかった場合は、正しい位置に編集することも出来るのであるが、ほぼピッタリで修正不要だった。(ここはいつものサイクリングコース)
地図表示

地図表示

GPSタグを見ると、このカメラでは対応していないが、「高度(海抜基準)」「方位」というフィールドが見える。電子コンパスが付いていれば撮影方角が分かる。高度を測るには気圧式かな?
携帯電話がそうであるように、そういったデバイスが安価になれば、すべてのカメラに高精度のGPSが搭載されるのではないかと、今後がとても楽しみである。位置情報というのは、記録として非常に有用であるから、今後の動向には大いに期待したい。
しかしながら、10年後に開発が進んですっかり変貌してしまったとして、その地図上で表示しても、果たしてそれに意味があるのかと心配にもなる。地図アプリも時間軸という概念があると便利で、面白いのではないかな?
※自宅などで撮影した画像を公開する場合は、くれぐれもプライバシー情報に注意したい。

覗かないで撮る?

2008 年 10 月 29 日 水曜日

「覗かないで撮る。それって僕らには、あたり前でしょ。」
これ、暫く前に流れていた某カメラメーカーのTVCMのキャッチコピーですが、
どうにも違和感があります。
ケータイや、コンパクトデジタルカメラでは、元々光学ファインダーが無く、
手を伸ばしてカラーモニターを見ながら撮影している光景が当たり前になっていますが、
“デジタル一眼レフカメラ”でノーファインダーで撮影するのが当たり前になるのでしょうか?
マア、「ライブビュー」が売りのカメラだから、気持ちは分かるのですが、それなら
高価な光学ファインダーやミラーなんぞは付けずに安くしろと突っ込みたくなります。

右手でボディーをしっかり掴み、左手でレンズを支え、両脇を締めてカメラを構え
ファインダーを覗く。アングルが決まったら息を止めて静かにシャッターを押す。
とマア、写真撮影のお作法みたいな物があったと思うのですが…..
「オートフォーカスでピントは合わせてくれるし、手ぶれ補正もあるから….」
と言う声が聞こえてきそうですが、何となくしっくり来ません。
やはりカメラはファインダーを覗いて撮るものだと思うのですが。

と言うわけで、この一枚。 ファインダーの存在感タップリです。

元のカメラは何でしょう?

元のカメラは何でしょう?

オマケにもう一枚、これは銀塩フィルムのカメラです。

HexerRF + Summaron 35mm F3.5

HexerRF + Summaron 35mm F3.5

マア、格好だけなんですけどね。 Hexer+Summaron35mm(眼鏡付き)は、連動距離計も問題なく(広角ですから)、良く写ります。

フィルムはいつまで供給してくれるのやら….